心が重い日の対処:全部直さず、少しだけ軽くする
理由がはっきりしないのに、心が重い日。
何かあったわけでもないのに、ため息が増えたり、体がだるく感じたり。そんな日がありますよね。
まず最初に、ひとつだけ。
その重さは「あなたが弱いから」ではないかもしれません。
心も体も、季節(きせつ)や疲れ、情報(じょうほう)の量、人との距離(きょり)で、ふっと重くなることがあります。
この回は、問題を全部直そうとせずに、少しだけ戻ってくるための「小さな、やさしいリセット」をまとめます。
できるところだけで大丈夫です。
0) 今日の目標は「0点を消す」ではなく「1点だけ上げる」
重い日に、完ぺきな立て直しは必要ありません。
今日はこう考えてみます。
直すのではなく、少しだけ楽にする。
大きく変えるのではなく、負担(ふたん)を少し下げる。
1) まず体に「安全(あんぜん)」を伝える(30秒)
心が重い日は、体が先にこわばっていることがあります。
言葉より先に、体に小さく合図を送ります。
肩(かた)を一度上げて、ふっと落とす
あごの力をぬく
息(いき)を「長め」に吐(は)く(吸うより少し長く)
長く吐くだけでも、体は「急がなくていい」と受け取りやすくなります。
2) 気持ちに名前をつける(やさしいラベル)
気持ちは、正体が分からないほど重くなりやすいです。
正しい言葉じゃなくて大丈夫。近いものを置きます。
つかれ
さみしさ
ざわざわ
ぼんやり
こわさ
何もしたくない
そして、こう付け足します。
「こういう日もあるよね」
否定(ひてい)しないだけで、少し軽くなることがあります。
3) 自分にかける言葉を「半分やさしく」する
心が重い日は、頭の中の言葉がきびしくなりがちです。
全部を前向きにしなくていいので、半分だけやさしくします。
×「なんでこんなに弱いんだ」
○「今日は重い日なんだな」
×「ちゃんとしなきゃ」
○「今日は最低限(さいていげん)でいい」
×「気合で何とかする」
○「回復(かいふく)を先にしよう」
4) 負担(ふたん)を一つだけ下げる(小さく)
今日は「がんばる」より「減らす」です。
次の中から、ひとつだけでOK。
返信(へんしん)を明日にする(急ぎだけ残す)
予定を1つだけ短くする
家事を「最小(さいしょう)」にする(洗う→つけ置きでもOK)
情報(じょうほう)を減らす(SNS/ニュースを閉じる)
「決めること」を先送りする(判断をしない日)
重い日に強い決断をすると、あとで苦しくなることもあります。
今日は判断を減らす日でも大丈夫です。
5) “小さな回復(かいふく)”を入れる(3分)
大きなごほうびは不要です。
体が「少し戻った」と感じる小さな回復を入れます。
ぬるめの飲み物をひと口
窓を開けて空気を入れかえる
顔を洗う/手だけ洗う
3分だけ外を歩く
音楽を1曲だけ(静かなものでも)
「これならできる」を選ぶのがコツです。
6) もし涙(なみだ)が出そうなら:止めなくていい
重い日は、心がためていたものが出る日でもあります。
涙が出るなら、それは自然な調整(ちょうせい)かもしれません。
泣いたら弱い、ではなく
体が軽くなろうとしている。
もちろん、出ない日もあります。どちらも大丈夫です。
7) きょうのしめ:ひとつだけ「できた」を言う
最後に、できたことを1つだけ数えます。小さくていいです。
起きられた
水を飲んだ
返信を保留(ほりゅう)できた
この記事を読めた
休む許可(きょか)を出せた
重い日ほど、「できない」が目立ちます。
だからこそ、できたを1つだけ。
それでも重いときに(やさしい注意)
もし、重さが長く続(つづ)いて、食事や睡眠(すいみん)が大きく崩(くず)れたり、日常(にちじょう)が保てないほどつらいときは、身近な人や専門家(せんもんか)に相談するのも一つの方法です。
あなたの重さには、支えてもらう価値があります。
おわりに
心が重い日は、人生が止まった日ではありません。
調整(ちょうせい)の日かもしれません。
全部直さなくていい。
今日のあなたにできるのは、少しだけ軽くすること。
また戻ってこられます。ゆっくりで大丈夫です。
