ドゥームスクローリングの意味とは?定義と具体例をやさしく解説
理由はよく分からないのに、気づくと悪いニュースや不安になる投稿を追い続けてしまう。
「もうやめたい」と思っても、手が止まらない。
そんな時に使われる言葉のひとつが、**ドゥームスクローリング(doomscrolling)**です。
この回は、対策よりも先に、まず 「意味」をはっきりさせるための記事です。
やさしい言葉で、短く整理していきます。
一文で言うと:ドゥームスクローリングの意味
ドゥームスクローリングとは、
不安や重い気持ちになる情報を、必要以上にスクロールして追い続けてしまう状態を指す言葉です。
ポイントは「悪い情報がある」ことよりも、
**“追い続けるパターン”**にあります。
どんな時に「ドゥームスクローリング」と呼ばれやすい?
目安として、こんな感じです。
見ていて楽にならないのに、見続けてしまう
目的が「知る」から「確認し続ける」に変わっている
読んだ後に、体がこわばる/ため息が増える
「最後にもう一つだけ」が続いて、終われない
重大な話題だけを選ぶつもりが、だんだん幅が広がる
もちろん、ニュースが重い日もありますし、心配になるのは自然です。
ここで言いたいのは「あなたが悪い」ではなく、そうなりやすい仕組みがあるということです。
具体例:よくある3つの形
例1:ニュースの見出しを延々と追う
最初は「今日の大事なことを知りたい」だけ。
でも気づくと、関連記事→関連記事→別の国の同じ話…と続き、終われなくなります。
例2:SNSで不安を強める投稿を読む
タイムライン上の強い言葉、怒り、断定、不安をあおる予想。
分かっていても見てしまい、読み終わっても安心できない。
例3:ショート動画で暗い話題を連続視聴する
次々に流れるので止めどきが分からず、心が重くなる方向に引っぱられてしまう。
「気づいたら時間が消えていた」も、この形で起きやすいです。
なぜ “doom” なの?言葉のニュアンス
doom は英語で「破滅(はめつ)」「先が暗い感じ」をふくむ言葉です。
つまり doomscrolling は、暗い気分になる情報をスクロールで追い続けてしまうというニュアンスになります。
ただし、この言葉は誰かを責めるためというより、
「こういう現象が起きているよね」と静かに名づけるために使われることが多いです。
似た言葉との違い
「情報収集」との違い
情報収集:必要な分だけ知って、いったん終われる
ドゥームスクローリング:知っても落ちつかず、確認し続ける形になる
「ニュースを見て落ちこむ」との違い
落ちこむ:内容が重いので、反応として気分が下がる
ドゥームスクローリング:気分が下がっているのに、さらに追い足してしまう
「依存」と同じ?
ドゥームスクローリングは、依存という言葉と重なる部分もあります。
でも、いつも同じ強さで続くとは限りません。出来事が多い時期や不安が強い時に、一時的に起きる人もいます。
どこからがドゥームスクローリング?線引きのヒント
量だけでは決まりません。
やさしい線引きとしては、こんな問いが使えます。
今の私は、知るために見ている? それとも、不安を確認するため?
読み終わったあと、少しでも落ちつく? それとも、さらにざわつく?
やめたいのに、やめられない感じがある?
答えがどれでも、あなたを評価するためではありません。
ただ、言葉があると状況を整理しやすくなります。
ひとこと(対策は主役にしない、でも小さく添える)
もし今、読みながら心が重くなっているなら、ここで一回だけ深呼吸して、画面から目を離しても大丈夫です。
この連載では、対策は別の記事で丁寧に扱います。
今日はまず、言葉の意味をしっかり持ち帰ってください。
おわりに
ドゥームスクローリングは、情報が多い時代に、心ががんばりすぎる時に起きる現象とも言えます。
言葉が分かると、少しだけ距離ができます。
その距離が、次のやさしい選択につながることがあります。
あなたのペースで、静かに整えていきましょう。
