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羊羹と黒豆 血糖上昇が白米より小さいと報告
要約
同志社大学の八木雅之氏らの研究や著書をもとに、黒豆の皮に含まれるアントシアニンが抗糖化作用を示すこと、小豆の餡を使った羊羹は少人数の試験で白ご飯より血糖値の上昇が小さいと報告されている点、濃いめの緑茶を合わせるとさらに抑制が確認された点を伝えます。
本文
同志社大学の八木雅之客員教授らの研究や著書をもとに、黒豆や羊羹(小豆の餡と寒天)に関する研究結果が紹介されています。話題になっているのは、黒豆に多く含まれるポリフェノール(アントシアニン)に抗糖化作用が認められる点と、餡を加工した羊羹が血糖値の上昇を抑える可能性があるという試験報告です。これらは老化や糖化ストレスに関わる研究の一部として紹介されています。
報告されている点:
・黒豆は複数品種で大豆より抗糖化作用が強く、特に小粒の「黒千石」で強い効果が認められたとしています(研究発表を引用)。
・黒豆の抗糖化作用は皮の黒色成分であるアントシアニンにあると説明されています。
・健康な男女9人を対象とした試験で、炭水化物量を揃えた条件下で白ご飯の血糖ピークが60、つぶ餡45、こし餡35(単位表記は原文に準じる)と報告されています。
・羊羹は餡と寒天が主原料で携帯性があり、小形羊羹は休憩時の菓子より血糖上昇が小さいとの共同研究結果が示されています(虎屋との共同試験を含む)。
・砂糖と加熱・攪拌によって生成される「餡粒子」と呼ばれる構造が、小腸での糖の分解・吸収を遅らせると考えられているとしています。
・濃いめの緑茶を合わせると、羊羹単独より血糖値上昇の抑制が大きいとする報告があります。
まとめ:
研究では黒豆のポリフェノールや餡の物性が抗糖化や食後血糖の抑制に関係すると示されている一方で、試験規模や対象などは限定的です。現時点では未定ですが、発表された研究や共同試験の追加報告が今後の判断材料になりそうです。
