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銅高騰でアルミ配線に脚光
要約
銅価格の歴史的高騰を受け、配線の導体が銅からアルミニウムへ移行しています。銅の供給制約や需要急増、盗難対策でメガソーラーや車載配線で採用が進み、地域差が見られます。
本文
銅価格の急上昇を受けて、電気配線の導体が銅からアルミニウムへと移り始めています。2025年12月19日の英ロンドン金属取引所(LME)スポット価格は配線用の銅で約1万1928米ドル/トン(換算で約1873円/kg)に達し、過去の水準から大きく上昇しました。鉱山の採掘コスト上昇や一部鉱山の操業停止、需要の増加などが重なり、導体の代替が注目されています。国内ではメガソーラー向けに盗難対策としてアルミ導体を採用する例も出ています。
報じられている点:
・LMEのスポット価格が2025年12月19日に約1万1928米ドル/トン(約1873円/kg)に達し、2000年代半ばと比べ米ドルで約6倍、円ベースでは円安を含めて8倍超となった。
・価格高騰の背景として、新鉱山の発見難や鉱石品位の低下、採掘コスト上昇、鉱山事故や操業停止、基軸通貨の動向、投機的な買い、そしてメガソーラーやAIデータセンターなどの需要増が挙げられている。
・事例として、パナマのコブレ・パナマ鉱山が2023年11月に操業停止となり、チリのエルテニエンテ鉱山で2025年7月に崩落事故、インドネシアのグラスベルグ鉱山で2025年9月に坑道への土砂流入事故があったと報じられている。
・国内では銅ケーブルの盗難が増えたことを受け、メガソーラー事業者が導体をアルミニウムに替える動きや、外装を青色にしてアルミ製と識別しやすくする例がある。
・北関東ではアルミ導体への置き換えで盗難件数が若干減ったとの調査報告がある一方、中部・西日本では被害が増えつつあると伝えられている。
まとめ:
銅の高騰は配線材料の選択に影響を与え、メガソーラーや車載配線などでアルミ導体の採用が進んでいます。鉱山の供給制約や需要増といった要因は当面続くとみられており、動向の解消時期は現時点では未定とされています。今後の公式な発表や市場の推移が注目されます。
