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衛星データで不動産DX、差分で更新迅速化
要約
アクセルスペースとWHEREが衛星画像の差分データを使う不動産DXのPoCを開始しました。複数回撮影の差分から建物や土地の変化を検出して登記情報と照合し、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・福岡で2025年度に検証します。差分提供でデータ軽量化と最短2週間程度の更新頻度が見込まれます。
本文
アクセルスペースと不動産探索AIのスタートアップWHEREは、衛星データを活用した不動産登記情報の高精度化や管理業務の効率化を目指すPoC(概念実証)を共同で進めています。両社は運用する光学地球観測衛星「GRUS」などで撮影した同一地点の複数画像からAIが抽出した差異データのみを用いる方式を採っています。これは顧客が扱いやすい形に加工して提供する試みで、更新頻度やデータ量の課題に対応する狙いがあります。対象エリアは6都府県で、2025年度に技術検証やニーズ調査を行う計画です。
報じられている点:
・アクセルスペースとWHEREが2025年9月にPoCを開始したと発表している。
・アクセルスペースは衛星画像そのものではなく、同一地点の複数画像からAIで抽出した差異データを提供する方式を採用している。
・差異データは建物の新設・解体や土地の変化などを表すもので、顧客向けに利用しやすく加工して提供する。
・PoCの対象は東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・福岡の6都府県で、複数回撮影した画像を基に変化を検出し登記情報と照合する。
・WHEREの探索AIは空き地や古い家屋、畑などを衛星画像から検出し登記情報と連携して所有者を特定する機能を持ち、既に不動産会社やデベロッパーが主な顧客になっている。
・差異データの提供によりデータ量の軽減が期待され、エリアによっては最短で2週間程度の更新頻度が可能になるとされている。
まとめ:
今回のPoCは、不動産の仕入れや管理における現地確認や紙資料への依存を減らす可能性がある点が注目されています。更新頻度やデータ量の課題に対して差分提供で対応する取り組みで、2025年度中に技術検証とニーズ調査を行う計画です。今後、差分データの提供方法をどう広げるかが課題になるとされています。
