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下水道点検でドローンが150m飛行に成功
要約
NTT東日本グループが神奈川県内の公共下水道でドローン点検の検証を実施。ELIOS 3は直径3mの汚水管内を屈曲部を通りながら直線約150mを飛行し、Skydio X10は大径の雨水貯留管内で映像取得。eドローンAIはひび割れなどを高精度で検出できたと報告しています。
本文
下水道管の点検でドローンを使う検証が、NTT東日本グループにより神奈川県内の公共下水道で行われました。下水道管は都市の生活基盤である一方、作業は有毒ガスや暗所・狭所での危険を伴うため課題とされてきました。埼玉県八潮市での陥没事故(2025年1月)などを受け、老朽化対策への関心が高まっています。今回の検証では機体とAI解析の組み合わせで点検の効率化を図る試みが報告されました。
今回の検証で分かった点:
・使用機種はFlyabilityのELIOS 3とSkydioのSkydio X10の2機種であること。
・ELIOS 3は非GPS環境に強い機体で、直径3mの汚水管内を屈曲部を2箇所通過しつつ、地上の操縦者操作で直線距離約150mの飛行に成功したこと。
・ELIOS 3は暗く狭い地下空間でも安定して飛行したとされること。
・Skydio X10は直径約10mの雨水貯留管内を飛行し、鮮明な映像の撮影が可能だったこと。
・NTT e-Drone Technologyの「eドローンAI」で撮影画像を解析した結果、ひび割れなどの損傷箇所を高精度で検出でき、人の目での確認と遜色ない結果が得られたと報告されていること。
・日本の下水道管の多くは1950〜1970年代に整備され、概ね50年程度が老朽化の目安とされる点が背景にあること。
まとめ:
今回の検証では、地下で暗い下水道空間においてもドローンとAIが安定した性能を示したと報告されています。NTT東日本グループは検証結果を踏まえ、神奈川県内および全国の自治体や点検事業者への導入支援を強化する予定としています。展開の具体的な時期や範囲は現時点では未定です。
