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大湾区大学の新しさはどこにあるか
要約
粤港澳大湾区に設立された大湾区大学は、松山湖の先端施設に近接する理工系の新型研究型大学です。第一期は学部生80名規模で始まり、教職員約300名のうち70%が海外経歴を持ちます。産学連携と広東省の支援で大学クラスター形成を進めています。
本文
粤港澳大湾区の名称が教育分野にも広がり、新たに設立された「大湾区大学」はその一端を担う存在として注目されています。大学は松山湖の高新技術産業開発区に近接しており、先端研究施設や企業と地理的に結びつくことで研究連携の機会を得やすい立地にあります。大学は理工系に特化した少数精鋭の研究型大学という位置づけで、教育モデルや研究体制の革新を掲げています。複数の協力大学や職業教育系の本科化といった地域の教育再編と合わせて、大湾区全体での人材育成を意図した動きが進んでいます。
報じられている点:
・立地は東莞市・松山湖の高新技術産業開発区で、深圳から車で数十分の距離にある。
・周辺には華為技術や核破砕中性子源、松山湖材料実験室など先端施設が集まり、嫦娥5号の月土壌サンプルも研究に使われていると伝えられている。
・キャンパスは二つを計画し、松山湖キャンパスは使用開始、濱海湾(ビンハイ湾)キャンパスは建設中である。
・学部は数学・物理・材料科学・コンピュータ・工業工学など理工系を中心に設置し、第一期の学部入学は7月19日に完了し80名の入学許可が出された。
・教職員は約300名で、約70%が海外の大学や研究機関での研究歴があり、うち10名が院士、78名が国家級人材に含まれるとされる。
・広東省は大学間や研究機関・企業との連携を促進し、「双一流」指定校への補助金や運営自主権の付与で大学クラスター形成を支援している。
まとめ:
大学は松山湖という研究資源の近接性を生かし、理工系の人材育成や産学連携を通じて大湾区全体の学術・産業構造に関わる役割を担おうとしています。既に第一期の学生受け入れやキャンパス整備が進み、広東省の支援策と多大学間の協力も進展しています。濱海湾キャンパスの完成時期など今後の具体的な日程は現時点では未定です。
