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奈良医大学長が伝える 医師は将来安泰とは限らない
要約
奈良県立医科大学の細井学長は毎年、6年生の保護者全員に約10ページの手紙を送り、医師の将来像や医師需給、AIの影響をデータで丁寧に説明しています。大学は生涯教育や2025年開設のAI拠点などで人材育成を進めていると伝えています。
本文
細井裕司学長は、毎年6年生の保護者全員に約10ページの手紙を送っています。保護者の多くが医療現場の実情を必ずしも知っているわけではないとし、データを用いて日本の医療の現状や将来像を丁寧に説明する目的で継続しているとしています。学長は入学式の式辞や学内広報『学報』で方針を発信し、保護者を招く行事や面倒見の良い支援体制の整備も進めてきました。こうした情報発信と支援は、学生のキャリア形成を支える一環として行われています。
手紙や取り組みで示している点:
・毎年6年生の保護者全員に約10ページの長文の手紙を送付している。
・手紙はデータを用い、日本の医療と医師の将来像を丁寧に説明している。
・厚生労働省の推計(2022年)を踏まえ、2029年に需給均衡となりその後は医師過剰となる見通しが示されている点に触れている。
・AIの導入で画像診断や診療の効率化が進み、業務の一部が代替される可能性があることを説明している。
・大学は臨床研修や生涯教育、MBT等の産学連携施策に加え、2025年にAIシステム医学融合イノベーションセンターを開設し人材育成を進めている。
まとめ:
学長の手紙や諸施策は、保護者の誤解を和らげ現状認識を共有することを意図しています。大学は生涯教育やAI拠点の整備などで学生・卒業生の支援を強化しており、教授選考は既に2講座分が終了、残る講座の整備は進行中です。今後の具体的な方針や日程については現時点では未定の部分もあります。
