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AI時代のデータ戦略とIOWNの展望
要約
NetApp主催の「NetApp Executive Summit 2025」で、AI対応のデータ基盤やNTTのIOWN構想、最新のランサム攻撃動向が報告されました。NetAppは高性能なAI向けプラットフォームを紹介し、NTTは光技術による低遅延ネットワークを示しました。セキュリティ側は脆弱性対応の優先度やバックアップの重要性を強調しています。
本文
企業にとってデータ戦略の重要性が高まるなか、NetAppが開催した「NetApp Executive Summit 2025」では、AI時代にふさわしいデータ基盤とその保護に関する議論が行われました。会場は静岡県の富士スピードウェイホテルで、NetAppの経営幹部やNTT、SBテクノロジーの担当者らが登壇し、製品や次世代通信基盤の取り組み、ランサム攻撃の動向について説明がありました。NetAppはAI向けのデータプラットフォームやデータ分離といった設計思想を示し、NTT側はIOWNのAPN(All‑Photonics Network)による低遅延・低消費電力の利点を紹介しました。セキュリティ面では、ランサムのビジネスモデル変化や脆弱性対応の実態、バックアップの復旧訓練の重要性が指摘されました。
発表の要点:
・NetAppはAI向け「NetApp AFX AI Data Platform」を紹介し、4TB/秒のスループットや1ExaByte超の容量、ランサム検出精度99%超といった性能を示しました。
・NTTのIOWNは光技術を核にAPNで電気と光の交換を減らし、低遅延・消費電力低減を目指す構想で、遠隔操作や医療・モビリティのユースケース実証が報告されました。
・SBテクノロジーの報告では、ランサム攻撃の分業化やIAB(Initial Access Broker)の存在、2024年に窃取情報が多数リークされた点が示されました。
・脆弱性対応については、パッチ適用に時間差が生じる実態と、優先順位付けの必要性、バックアップの復旧手順と訓練の重要性が強調されました。
まとめ:
今回のイベントは、AI時代に求められる高性能なデータ基盤と広域ネットワークの技術、そして増加するランサム攻撃への対処が並行して議論された場となりました。今後は各社の製品投入やIOWNの実証の進展が注目される一方、具体的な日程や詳細な運用計画は現時点では未定と伝えられています。
