← ニュースAll
BMIと生活習慣病の関係
要約
京都府立医科大学の分析で、生活習慣病ごとにリスクが上昇し始めるBMIが異なることが示されました。パナソニックの健診データ(2008〜2023年、40〜74歳、約16.2万人、平均BMI23.2)を6〜8年追跡して、糖尿病や高血圧、脂質異常、心血管疾患などとの関係を疾患別に検討しています。古い基準は妥当でない可能性があります。
本文
京都府立医科大学の笠原健矢氏らの分析で、生活習慣病ごとにリスクが上がり始めるBMIの水準が異なることが示されました。日本では従来、BMI25以上を肥満の基準としていますが、生活習慣や体格が変化しているため古い基準が妥当でない可能性が指摘されています。研究はパナソニックの166事業所の健診データを用い、長期間の追跡で疾患別の関連を検討しています。解析では、40歳時点で既に当該疾患と診断されていた人を除外して評価しています。
報告された点:
・分析では、糖尿病や高血圧、脂質異常症、冠動脈疾患、脳卒中、慢性腎臓病、がんなどで、リスクが上昇し始めるBMIが疾患ごとに異なるとされています。
・対象は2008〜2023年に健診を受けた40〜74歳の約16万2136人で、平均年齢は45.7歳、男性が76.1%、平均BMIは23.2でした。
・追跡期間は平均で6〜8年で、疾患ごとに40歳時点で既往のある人を除外して解析しています。
・疾患ごとの解析対象者数は、高LDLコレステロール血症で10万8336人、脳卒中で16万266人など、疾患により対象数が異なっています。
まとめ:
今回の分析は、生活習慣病ごとにBMIと発症リスクの関係が一律ではないことを示唆しています。これを踏まえた基準の見直しの必要性が議論される可能性がありますが、現時点では公式な基準変更や具体的な数値は未定です。
