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稚内で風力直結のデータセンター、2027年稼働へ
要約
豊田通商、ユーラスエナジー、NTTドコモビジネスが北海道稚内市で風力発電所に直結するグリーンデータセンター事業を発表しました。樺岡ウインドファーム隣接の約9900平方メートルに受電容量3メガワットの施設を整備し、2026年4月着工、2027年中の稼働を予定しています。2030年頃の拡張構想も示されています。
本文
豊田通商とグループのユーラスエナジー、NTTドコモビジネスは、北海道稚内市で風力発電由来の再生可能エネルギーを直接供給するグリーンデータセンター事業を開始すると発表し、記者説明会を開きました。データセンターはユーラスエナジーが運営する樺岡ウインドファームに隣接して建設され、自営線で送る「生グリーン電力」を直接受ける計画です。国内ではデータセンターが都市部に集中している中で、地方での再エネ利活用やデータセンター分散の文脈でも注目されています。稚内市長は冷涼な気候や広大な土地を含む地域の特性を優位性として紹介しました。
発表された点:
・事業主体は豊田通商、ユーラスエナジーホールディングス、NTTドコモビジネスであると発表されました。
・敷地は樺岡WF隣接の約9900平方メートルで、受電容量は約3メガワットのドーム型データセンターを想定しています。
・電力は風力発電所から自営線で直接送る「生グリーン電力」として供給する計画です。
・工期は2026年4月着工、2027年中の稼働開始を見込んでいます。
・豊田通商はホールセールとコロケーション(コンテナ型やラック単位)のサービスを提供するとしています。
・ユーラスエナジーは土地・建屋整備と電力供給を担い、供給不足時には再エネ由来の追加調達の手当てをする仕組みを整えるとしています。
まとめ:
今回の計画は受電容量3メガワットの施設を皮切りに、2030年頃に道北で10~20メガワット規模の拡張を検討し、将来的には100メガワット超の集積も視野に入れていると説明されています。地域の風況や冷涼な気候を背景に、再エネの地産地消やデータセンターの地方分散といった点に関係する可能性があるとされています。今後の具体的な工程や拡張の詳細は公表された範囲にとどまります。
