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フィジカルAIで変わるファナック
要約
ファナックはセンサーで環境を認識し、AIで判断してロボットが物理的に動く「見て・考えて・動く」システムを目指すと説明しました。ROS2やPython対応、1kHzのストリームモーションを導入し、生成AIによる操作やCNCの熱変位補正、予防保全への応用も進めると伝えられています。
本文
ファナックの山口賢治社長は、フィジカルAIを「センサーによる環境認識」「AIによる意思決定」「ロボットによる物理的動作」の統合と位置づけ、物理的な実体があることが製造現場で重要だと述べました。オープンプラットフォーム対応を強化し、実装を加速させる方針を示しています。取材では稲葉善治特別顧問の見解も聞いています。企業側は生成AIや外部計算機との連携を通じて、現場での実用性を高めたい考えです。
対応予定の技術点:
・世界的に広く使われるロボット開発プラットフォーム「ROS 2」への対応を進めること
・AI開発で一般的な言語であるPythonをロボットコントローラーでネイティブに扱えるようにすること
・外部から1kHzで指令を送るストリームモーションに対応し、高速で滑らかな外部制御を可能にすること
・NVIDIA製GPUなどを使った高レベル指令で力制御やビジョン制御といった応用に対応できる点
・生成AIでプログラム不要の操作や、人との共存、双腕制御、移動ワークへの追従ねじ締めなどの応用を想定している点
まとめ:
生産現場ではロボットとAIの結合によりプログラミング負担の軽減や複雑な動作の実現が見込まれると会社側は説明しています。工作機械分野では熱変位補正やモーター出力の解析による予防保全といった適用も想定しており、今後は生成AIの導入を進める方針です。現時点では具体的な導入時期や詳細スケジュールは未定と伝えられています。
