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唐代の金メッキ甲冑が修復完了
要約
中国社会科学院は1月14日、青海省都蘭の出土品を含む考古・文化財保護の成果を発表しました。唐代の金メッキ銅甲冑の4年にわたる修復が完了し、絣染めの織物片は炭素年代で西暦750年頃のものと判定され、最古級とされています。
本文
中国社会科学院は1月14日、北京で科学技術を取り入れた考古学と文化財保護の成果を発表しました。青海省都蘭の2018年出土品については、約4年に及ぶ修復作業がこのほど完了したと伝えられています。修復対象には唐代の金メッキを施した銅製甲冑が含まれ、国内で確認された唐代の実物として特異な存在です。併せて出土した織物片や古木の年代鑑定の結果も示されました。
報告された主な点:
・都蘭の出土品のうち、金メッキの銅甲冑の修復が4年で完了したこと。
・当該甲冑は中国国内で確認されている唐代の金メッキ銅甲冑の実物として唯一とされる点。
・修復された甲冑からは、遼西の鮮卑慕容部から分かれた部族の吐谷渾王室の儀礼様式の一部がうかがえると報告されていること。
・出土した絣染め織物の破片は炭素14年代測定などで西暦750年前後のものと判断され、最古級の実例とされています。
・浙江省寧波の施岙遺跡の古木は年輪年代学で約4500年前と確認され、良渚文化期の研究資料になるとされたこと。
・中国動物資源標本庫についての説明があり、全国121カ所の出土標本を含め10万点を超える収蔵がある点。
まとめ:
発表は科学的手法を用いた修復と年代測定によって、唐代を含む古代の技術や民族間の交流の一端が明らかになったと示しています。出土品は考古学や文化史の研究資料として重要な意味を持ちます。今後の一般公開や追加発表の予定は現時点では未定とされています。
