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発災直後の医療支援 神戸の自前チーム
要約
阪神大震災の教訓を受け、神戸市医師会は昨年7月に地元医療者が発災直後から活動する災害時チーム「ディーコメット」を立ち上げました。各区単位の小規模編成で応援到着までの初期医療を担う計画で、登録者は380人に上ります。南海トラフ級の広域災害で外部支援が届かない事態を想定しています。
本文
神戸市医師会は、31年前の阪神大震災で組織的な初期医療が十分行えなかった経験を踏まえ、発災直後から地元の医療従事者が現場で活動する災害時チーム「ディーコメット」を昨年7月に発足させました。南海トラフ巨大地震のように広域で外部支援が届きにくい事態を想定し、行政と連携して機動的に医療提供を行うことを目的としています。チームは救護所で応急処置やトリアージ、広域搬送の判断など初期医療を担う計画です。市と行政区は定期的に訓練を行い、運用上の課題を洗い出してノウハウを蓄積しています。
活動の仕組み:
・ディーコメットは神戸市内9区ごとに医師1人、看護師1人、保健師や助産師、理学療法士など医療資格を持つ者1人以上の3人以上で編成されます。・発災直後から行政と連携し、概ね1週間程度を目安に機動的な医療活動を行う計画です。・今年1月13日時点で380人が登録しており、他の医師会に先駆けた取り組みとして訓練を重ねています。・DMATは原則4人のチームで、全国にチームがあり中央の計画では被害が大きいと見込まれる10県に応援を重点投入するとしています。・阪神大震災での「防ぎ得た災害死」や、広域災害時の医療従事者不足への危機感が立ち上げの背景となっています。
まとめ:
地域で初期医療を担うために、神戸では地元の医療人材を軸にした組織づくりと訓練が進んでいます。保健所は発災後少なくとも72時間は独自の医療提供体制を確保する必要があると示しており、今後も訓練で実務面を詰める計画です。具体的な運用の拡大や日程に関しては現時点では未定です。
