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テーブルサンゴ、相模湾で北上確認
要約
立教大学などの研究で、沖縄などに生息するテーブルサンゴが神奈川県相模湾で水揚げされ、観測史上最北の記録になったと発表されました。別種の大きなサンゴも見つかり、関東沿岸での分布拡大の可能性が示唆されています。成果は学会誌に掲載されました。
本文
立教大学などの研究チームは、沖縄など暖かい海に多い平たいテーブルサンゴが神奈川県沖で水揚げされたと発表しました。2025年7月に相模湾で漁師が直径35センチの個体を水揚げし、形態と遺伝子解析でミドリイシ属の一種と特定されました。今回の記録は観測史上で最北とされ、温暖化に伴う生息域の北上を示す証拠の一つと受け止められています。研究成果は日本サンゴ礁学会の英文誌に論文として掲載されました。
報告されている点:
・2025年7月、相模湾で直径35センチのテーブルサンゴが水揚げされた。
・解析で南方に分布するミドリイシ属の一種と特定された。
・従来の最北確認は太平洋側で千葉県館山市、日本海側で長崎県対馬付近だった。
・相模湾では直径約60センチの別種も見つかり、成長に10〜30年かかる推定から数十年の越冬が示唆された。
・水揚げされた個体は新江ノ島水族館で展示され、長期間飼育して水温などへの耐性を調べる予定である。
まとめ:
観測史上最北のテーブルサンゴ確認は、海水温の上昇に伴う生息域の変化を示す事例として注目されます。関東沿岸でのサンゴ分布がこれまで考えられてきた範囲より広がっている可能性があり、生態系や地域の海域環境に影響を及ぼすことが考えられます。今後は水族館での長期飼育などで耐性の詳細が調べられる予定で、その他の公式な調査日程は現時点では未定です。
