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アストロスケール、宇宙ごみへの接近で実証に成功
要約
日本のアストロスケールは商業デブリ除去実証衛星ADRAS-Jで、2009年打ち上げのH‑2A上段に約15メートルまで接近し画像・データを取得しました。米Gizmodoの賞選出や、2027年の次ミッション計画も報じられています。
本文
アストロスケールは軌道上の宇宙ごみ除去を目指す企業で、商業デブリ除去実証衛星ADRAS-Jをロケット・ラボのエレクトロンで打ち上げました。ミッションは廃棄された宇宙機に接近して観測・特性評価を行う点を目的としています。打ち上げ後約3か月で、ADRAS-Jは観測対象のH‑2Aロケット上段に約15メートルまで接近し、画像やデータの取得に成功したと報じられています。背景には欧州宇宙機関が示す多数の宇宙ごみの存在があり、持続可能な軌道利用が課題になっています。
報じられている点:
・アストロスケールは米Gizmodo主催の「ギズモード・サイエンスフェア」2025の受賞者に選出された。
・ADRAS-Jは2025年2月に打ち上げられ、廃棄されたH‑2A上段への接近と観測を行った。
・接近距離は約15メートルで、対象は2009年打ち上げの長さ約11メートル、重さ約3トンの上段と伝えられている。
・対象にはGPSが搭載されておらず、衛星は地上からの限られた観測データを頼りに特定・接近した。
・同社は除去に加え衛星の点検や燃料補給など寿命延長サービスの提供を目指しており、次の衛星を2027年に打ち上げる予定である。
まとめ:
今回の接近はデブリ除去技術の実証として注目されます。アストロスケールは物理的な除去と衛星の寿命延長を通じて持続可能な軌道利用を目指しています。次のミッションは設計段階で、2026年に組み立てを始め、2027年打ち上げ予定とされています。今後の詳細は公式の発表が待たれます。
