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有機堆肥「ソイルネクスト」千葉で販売開始
要約
農業スタートアップのBGが、北海道に続き千葉で地産地消の有機堆肥「ソイルネクスト」の販売を始めます。多様な未利用資源を原料に2段階発酵で作る堆肥は微生物が豊富で、北海道の試験では収穫量が約1.5倍(例:甜菜で45%増)になったと伝えられています。価格は牛糞堆肥より高く、土壌回復には数年を要する見込みです。
本文
BGは土の再生を目指す農業スタートアップで、北海道での実証に続いて本州では千葉に製造拠点を設け、年内にも近隣の生産者向けに有機堆肥「ソイルネクスト」を提供する計画です。創業は2021年、会社化は2023年で、社名は「BLACK TO GREEN」の略称です。ソイルネクストは地域の牛糞やもみ殻、海藻などの未利用有機資源とミネラルを原料に、2段階の発酵と熟成を経て作られます。BGは化学肥料や農薬への過度な依存からの脱却を掲げ、段階的な拡大を目指しています。
報じられている点:
・原料は牛糞、もみ殻、海藻など多様な未利用資源とミネラルを組み合わせ、2段階発酵と熟成で製造する。
・微生物が豊富で、牛糞堆肥の約2倍にあたる約1200種類の微生物を含むとされる。
・北海道では2024年5月に深川市と本別町に製造拠点を設置し、同年11月に1トン当たり約1万円で販売を開始、計420トンを使用した実績がある。
・使用量は1千平方メートル当たり約1トンが目安で、北海道の試験では収穫量が約1.5倍(例:甜菜で25年の収穫は45%増)と伝えられている。
・千葉では当初1農場で開始し、葉物野菜向けに5万平方メートルで約50トンを使う見通しで、山梨や長野も視野に入れている。
まとめ:
ソイルネクストは地域資源を活用した有機堆肥で、微生物を通じて土壌の物理性や栄養循環の改善を図ることが期待されています。価格は既存の牛糞堆肥より高く、土壌を元の状態に戻すには目安で数年かかるとされ、ただちに全面的な有機転換を目指すものではないとされています。今後は北海道と千葉での取り組みを広げつつ、拡大先の検討が続く見込みです。
