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金の形成をナノで可視化
要約
中国科学院広州地球化学研究所のチームが原位置液相透過電子顕微鏡で、黄鉄鉱表面での金ナノ粒子形成をナノスケールでリアルタイム観察しました。接触後約13分で緻密液体層が形成され、約20分で金粒子が出現し成長したと伝えられています。
本文
中国科学院広州地球化学研究所の研究チームは、原位置液相透過電子顕微鏡などを用いて、自然界での金ナノ粒子が黄鉄鉱表面で形成される動的過程をナノスケールで観察しました。実験では溶存酸素と電子ビームの干渉を排除する前提で測定し、極めて低濃度の金含有溶液との反応をリアルタイムで追いました。研究は黄鉄鉱と水の界面に特殊な「緻密液体層」ができる点を示しています。観察された過程は、黄鉄鉱が金の沈殿を誘導するメカニズムの解明に寄与するとされています。
報告されている点:
・原位液相透過電子顕微鏡などを用いて、黄鉄鉱と低濃度金溶液の反応をリアルタイム観察した。
・実験は溶存酸素と電子ビームの干渉を排除する前提で行われた。
・接触から約13分後に黄鉄鉱周辺に安定した「緻密液体層」が形成された。
・約20分後にその液体層内で金ナノ粒子が出現し、時間とともに増加・成長した。
・今回の観察は黄鉄鉱表面での金の沈殿誘導に関する新たな根拠を示している。
まとめ:
この研究は黄鉄鉱表面での金ナノ粒子形成過程をナノスケールで可視化した点が特徴です。観察結果は地球化学的な金の沈殿メカニズムの理解に資する可能性があります。現時点で追加の公的発表や今後の日程は未定です。
