← ニュースAll
名大が次期スパコン不老・弐を導入
要約
名古屋大学は現行スパコン「不老」の後継となる次期システム「不老・弐」を2026年10月1日から導入する予定と発表しました。GPUを活用したAI演算で1Exa級を目指し、大容量ストレージや外部公開機能も備えるとしています。
本文
名古屋大学情報基盤センターは、現在運用中のスーパーコンピュータ「不老」の後継として次期システム「不老・弐」を2026年10月1日から導入する予定であると発表しています。大学の枠を越えた全国共同利用の役割を持つ同センターは、近年のAI技術の発展を踏まえ、AI for Scienceを中心としたデータ駆動型研究の推進を目的にGPUを中心とする計算基盤の強化を図るとしています。国内の他の研究機関でもAI活用のスパコン整備が進む中での更新となります。導入は同センターの運用体制の下で行われる計画です。
主な仕様:
・導入開始予定日は2026年10月1日で、次期システム名称は「不老・弐」。
・TypeIサブシステムはCPUノード256台で構成(CPUはAMD EPYC 9965を2基搭載するノードを採用)、合計で約7PFlopsの性能を目標とする。ノードあたりの演算性能やメモリ量は現行機を大きく上回るとしています。
・TypeIIサブシステムはGPUノード54台(NVIDIA GB200NVL4搭載)で構成され、記事によれば1ノードあたりのAI演算性能は現行比で約39倍の19.4PFlops、54ノードで約1047.6PFlops(約1.0476EFlops)に相当するとしています。GPUメモリ量も増強されるとしています。
・ストレージは物理容量48.4PBのDDN EXAScalerを導入し、大規模データ処理に対応するとしています。NextCloud機能によりストレージ上の一部データを外部公開・受け渡しできるようにするとしています。
・用途として大規模言語モデルや医用画像などのAI研究、AI for HPCやGPUを用いた量子回路シミュレーション支援(NVIDIA cuQuantumの導入に言及)が挙げられています。東海地区では最大規模となる見込みだとしています。
まとめ:
不老・弐はGPUを中心としたAI演算能力を大幅に強化する構成で、学術利用を中心に大規模データ処理やAI研究の支援を狙った導入です。導入予定日は2026年10月1日で、運用開始後の影響は研究分野を中心に及ぶと考えられますが、運用や利用に関する具体的な案内は現時点では未定としています。
