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日立、会話でAIチームを自動編成
要約
日立はAIモデル同士の会話から相性を判定し、ハイパフォーマンスなチームを自動編成する「会話ベースAIオーケストレーション技術」を発表しました。内部情報を使わず言語モデルグラフで特徴を可視化し、数学や医療の実験で最大13%の正答率改善を確認しています。
本文
日立製作所は1月26日、複数のAIモデルを連携させるマルチエージェントシステムで、モデル同士の会話だけを基に相性を特定しチームを自動編成する技術を開発したと発表しました。この技術は、単一の大規模モデルだけで対応が難しい専門業務に対し、分野特化型の小規模モデルを組み合わせて活用する必要性を背景にしています。従来は各モデルの内部情報を把握した上で専門家が試行錯誤する必要がありましたが、今回の技術は出力の会話から関係性を可視化する点が特徴です。公開された説明では、会話の意味的整合性から特徴量を算出して言語モデルグラフを作成し、そこから相性の良いモデル群を抽出するとしています。
主なポイント:
・会話の噛み合い方(意味的整合性)を特徴量化し「言語モデルグラフ」として可視化・構造化する
・モデル内部情報や性能評価データを使わず、応答内容と協調の度合いだけで評価できる
・商用API限定のモデルやオープンソースモデルを混在させても公平に組み合わせ可能と説明している
・数学や医療に特化したモデルと汎用モデルを混ぜた実験で、自動編成チームが最大13%高い正答率を示したと報告している
・今後は鉄道やエネルギー、製造、医療など現場での活用に向けて社内外で展開し概念実証を進める計画である
まとめ:
会話ベースのオーケストレーション技術は、複数ベンダーやマルチクラウド環境でのAIモデル活用を支える可能性があるとしています。現時点では各分野での実運用や展開時期は未定で、日立は概念実証を通じて現場との整合性や協調性を検証するとしています。
