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米政府がUSAレアアースにCHIPS法で約16億ドル支援
要約
USAレアアースはCHIPS法に基づく連邦資金と担保ローンで計約16億ドルの覚書を交わし、民間の私募で約15億ドルを調達したと発表しました。資金はテキサスとオクラホマでの採掘・加工や磁石製造能力の拡充に向けられ、同社は2028年の商業生産開始を見込んでいます。
本文
米国の鉱山開発を手掛けるUSAレアアースは、CHIPS・科学法に基づく連邦資金とシニア担保ローンを合わせた約16億ドルの資金獲得に関する覚書を公表しました。同社は併せてInflection Pointなどが参加する私募(PIPE)で約15億ドルを調達したとしています。発表によれば、得た資金は採掘、加工、金属・磁石製造といった一連の事業拡大に充てられる計画です。会社は2028年の商業生産開始を見込むテキサスの鉱山や、オクラホマでの製造能力強化を掲げています。
報じられている点:
・CHIPS法に基づき、連邦資金2億7700万ドルと13億ドルのシニア担保ローンを組み合わせた約16億ドルの覚書を米政府と取り交わしたと発表しています。
・米国商務省に対して普通株式1610万株と約1760万株分の新規予約権を発行したとしています。
・Inflection Pointを中心とする大手投資信託が参加する形で、普通株式の私募(PIPE)により約15億ドルを調達したとしています。
・テキサス州ラウンドロックの鉱山で、主に2028年に商業生産を開始する予定としており、日量4万トンの原料採掘・処理や年間合計8000トンの重希土類元素などの処理を計画しています。
・オクラホマ州ではネオジム磁石の生産能力を年間1万トンに引き上げる計画や、年間1万トンの重希土類元素金属・合金の製造能力整備を想定しています。
・米国エネルギー省の国立エネルギー技術研究所(NETL)と協力し、デジタルツイン技術を活用した分離技術の開発や完全国産のサプライチェーン構築を目指すとしています。
まとめ:
今回の資金調達はUSAレアアースの採掘から磁石製造までの国内での供給網構築を進める意図が示されています。実務面ではテキサスとオクラホマでの生産・製造能力の拡充が中心となり、同社は2028年の商業生産開始を目標に掲げています。その他の詳細なスケジュールや手続きは現時点では未定とされています。
