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ITPと治療の選択肢
要約
免疫性血小板減少症(ITP)は自己免疫によって血小板が著しく減り、あざや消化管・脳出血のリスクがある病気です。近年、脾臓機能を抑える薬や抗IgG作用を持つ点滴薬など新しい治療薬が登場し、選択肢が広がっています。
本文
ある患者の経過を通じて、ITPの特徴と治療の変化が伝えられています。73歳の女性は20年前に突然の鼻血をきっかけに受診し、約1年後に免疫性血小板減少症(ITP)と診断されました。検査で血小板数が極端に減少し、胃からの出血や脚の血栓で手術が必要になったことが報告されています。近年は血小板を増やす新薬の内服で数値が回復し、日常生活を送れるようになったとされています。
現時点で分かる点:
・ITPはIgG自己抗体などが関与する自己免疫性の病気で、血小板が著しく減少することで内出血のリスクが高まります。
・記事の患者では検査で血小板が1μlあたり1000〜2000個と報告され、通常の15万個以上と比べ著しく少ない数値でした。
・治療はまずステロイド療法が行われ、効果不十分な場合は脾臓摘出やTPO受容体作動薬などの二次治療が選ばれてきました。
・近年は脾臓のマクロファージ機能を抑える薬や胎児性FC受容体阻害薬、TPO受容体作動薬など、多様な作用機序の新薬が登場しています。
まとめ:
ITPは出血と同時に血栓の傾向も報告されるなど合併症の様子が個人で異なります。新薬の登場でステロイドの副作用を減らす可能性や治療の選択肢拡大が示されていますが、具体的な方針や予定は現時点では未定です。
