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三角縁神獣鏡、富雄丸山古墳の出土濃厚
要約
天理参考館が所蔵する三角縁神獣鏡3枚について、奈良市教育委員会との調査で富雄丸山古墳(4世紀後半)出土の可能性がほぼ確定しました。京博所蔵の銅板と鏡の痕跡が形で一致し、研磨痕や赤色顔料の存在、副葬で重ねられていた点も確認されています。
本文
天理大付属天理参考館が所蔵する三角縁神獣鏡3枚について、奈良市教育委員会と同館の調査で富雄丸山古墳の出土品であることがほぼ確定したと発表されました。これらの鏡は以前、京都国立博物館所蔵の富雄丸山古墳出土とされる遺物と同一の個人が所蔵していた経緯があり、由来が改めて検証されていました。調査ではデジタルマイクロスコープを用いて鏡面の金属組織や顔料の痕跡を確認し、京博所蔵の銅板との突合せも行われています。現在、天理参考館の鏡は同館で展示されています。
調査で確認された点:
・対象は天理参考館が所蔵する三角縁神獣鏡3枚である。
・いずれも鏡面が大幅に研磨され、金属組織から研磨がうかがえる。
・研磨剤とみられる赤色顔料の痕跡が見つかっている。
・最上位の鏡に勾玉のような形の痕跡が残り、京博所蔵の富雄丸山古墳出土とされる銅板と形がほぼ一致した。
・富雄丸山古墳は国内最大の円墳で、これまでに特色ある武具や鈕龍文鏡などが出土している。
まとめ:
今回の調査で三角縁神獣鏡3枚の富雄丸山古墳出土の可能性がほぼ確定し、墳頂部や造り出し部からの出土品との対比が進むことが期待されます。被葬者の関係性など研究の手がかりが増える一方、今後の公式な追加発表や日程は現時点では未定です。
