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ダークマターの最鮮明分布図を公開
要約
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のデータで、過去最も高解像度のダークマター分布図が作成されました。ダラム大学の研究は重力による構造形成と銀河・惑星の生成への影響を示しており、成果はNature Astronomyに掲載されています。
本文
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測データを基に、ダークマターの過去最も高解像度とされる分布図が公開されました。研究はイギリス・ダラム大学などのチームによるもので、見えない物質が宇宙の構造形成に果たす役割を明らかにする点が注目されています。観測は「コスモス領域」と呼ばれるごく限られた空域で行われ、深時間にわたる銀河の分布を精密に捉えています。これらの成果は2026年1月付のNature Astronomyに掲載されています。
観測で示されたポイント:
・ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のデータでダークマターの高解像度分布図を作成したこと。
・対象はろくぶんぎ座方向のコスモス領域で、面積は約0.5平方度の限定領域であること。
・約255時間の観測により約80万個の銀河が特定され、その多くは今回新たに確認された銀河であること。
・分布図は重力による光の曲がり(重力レンズ効果)を手がかりに導出されたこと。
・中赤外線装置MIRIを用いて塵に隠れた銀河の距離をより正確に測定したこと。
・研究チームにはダラム大学の研究者が含まれ、リチャード・マシー教授らの解説が含まれていること。
まとめ:
今回の分布図はダークマターが見える物質の配置や銀河・惑星の形成過程に与えた影響を考えるための重要な基準となります。成果はNature Astronomyに発表されており、研究チームは今後ESAのユークリッド望遠鏡やNASAのローマン望遠鏡を活用して宇宙全体での比較・拡張を進める予定です。
