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高齢のがん患者と治療の留意点
要約
日本では新たにがんと診断される人の約75%が65歳以上で、75歳以上は約46%を占めます(2021年)。高齢者では副作用やフレイル、認知機能の影響が増え、心身の評価に基づく個別の治療方針と共同意思決定(SDM)が重要とされています。
本文
日本では高齢化とともにがん患者の多くが高齢者になっています。国立がん研究センターなどのデータでは、2021年に新たにがんと診断された人は98万8900人で、うち65歳以上が74万7823人(75.6%)、75歳以上が45万1176人(45.6%)と報告されています。75歳以上で多いがんの種類は、男性では前立腺、肺、胃、大腸、肝臓、女性では大腸、乳房、肺、胃、膵臓となっています。高齢者には持病や体力の個人差が大きく、治療の負担や副作用管理、認知機能の影響などを踏まえた判断が求められます。
現状のポイント:
・新規のがん診断は年98万8900人(2021年)、65歳以上が74万7823人で約75.6%を占める。
・75歳以上で多いがんは男性は前立腺が最多、女性は大腸が最多など報告されている。
・高齢では治療による身体的負担や副作用、フレイルの進行を考慮する必要がある。
・認知機能の低下がある患者も増えており、説明方法の工夫や患者の意思を中心とした共同意思決定(SDM)が重視されている。
まとめ:
高齢のがん患者の増加は医療・介護の調整などに影響を及ぼす可能性があります。治療方針は心身の評価や患者の価値観を踏まえて個別に検討されることが求められます。今後の公的な方針や具体的な日程については現時点では未定とされています。
