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AIサービスの利用実態とChatGPTの広がり
要約
アクセンチュアと日経BPの企業調査(607社回答)で、対話型AIはChatGPTが利用と定着で先行し、Geminiは試用が多い一方で常用者は相対的に少ないことが示されました。企業側には人材・組織やデータ、コスト・信頼性といった導入の壁が残っています。
本文
アクセンチュアと日経BP 技術プロダクツユニットが2025年7月に実施した企業向け調査(対象7000社、回答607社)で、生成AIの企業利用の現状と課題が整理されています。本調査は、企業の情報システム担当者らを中心に回答を得ており、AIを「機会」とする期待と、実運用の乖離が注目されています。多くの企業でAI活用は業務効率化など守りの領域にとどまり、事業を伸ばす攻めの変革にはまだつながっていないと指摘されています。障壁としては、人材・組織、データや技術的負債、コストや信頼性といった点が挙げられています。
調査の主要な結果:
・ChatGPTは採用・試用した企業が326社で、「最もよく使用している」企業は144社と、他サービスを上回る結果となっています。
・Geminiは採用・試用が238社と関心は高いものの、「最もよく使用している」企業は89社にとどまります。
・Claudeは試用経験のある企業が84社、日常的に最も使っているとした企業は8社と限定的です。
・PerplexityやGrokは現時点で市場への影響力は限定的と報告されています。
・総じて、ChatGPTが対話型AIの事実上のスタンダードとしての地位を築きつつあることが示唆されています。
まとめ:
本調査は、生成AIの導入が広がる一方で、企業内の構造的な課題が攻めの活用を妨げていることを示しています。企業の影響は業務の効率化が中心で、事業成長への結び付きは限定的な傾向が見られます。調査結果の詳細は2025年12月発行のレポート「AI未来シナリオ2030」からの抜粋で示されており、今後の追加的な発表は現時点では未定です。
