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フィジカルAIで動くロボットの現状
要約
フィジカルAIは周囲を認識して自律的に機体を制御する技術で、1月の展示会で四足歩行などのロボットが紹介されました。労働力不足への寄与や工場での応用が期待される一方、学習用データの不足や衝突・安全性などのリスクが指摘されています。政府は普及策を検討中です。
本文
人工知能が現実世界を認識して機械の「体」を制御する技術、いわゆるフィジカルAIの開発が進んでいます。東京都内の展示イベントでは四足歩行ロボットなどが実演され、生成AIと異なり物理空間で自律的に行動する点が注目されました。企業は製造業や物流、消防や自衛隊での利用を想定しており、社会課題の解決につながる可能性があると伝えられています。だが一方で学習用データの不足や、人にぶつかるなど直接的な危害の懸念も示されています。
報じられている点:
・東京ビッグサイトの展示会で中国企業の四足歩行ロボットなどが実演されたこと。
・実演機はレーザーなどで周囲を検知し、複数のモーターを制御して転倒や衝突を避ける仕組みであること。
・東京消防庁や自衛隊の式典で、検索や偵察の用途として四足ロボットが初登場したこと。
・エヌビディアの担当者が労働力不足への貢献を期待する一方、導入には学習データの整備が必要だと指摘したこと。
・名古屋大の研究者らが、労働や社会構造への影響や身体・生命・財産への直接的な危害の可能性を懸念していること。
まとめ:
フィジカルAIは工場、自衛隊、消防など実空間での応用が広がる技術として注目されていますが、安全性や学習データの整備といった課題も指摘されています。政府は年度中に実装拡大や競争力強化の戦略策定を進める方針であり、今後の具体的な運用や規範についての議論が続く見込みです。
