← ニュースAll
図書館の司書、待遇改善で蔵書充実をめざす
要約
文部科学省の有識者会議が公共図書館の運営活性化を求める報告書案をまとめました。正規司書の割合低下や購入予算の減少を指摘し、待遇改善や地域に即した蔵書整備、書店連携などを挙げています。
本文
図書館の司書は利用者に本を紹介する重要な役割を担っていますが、働く環境や運営資金の面で課題が出ています。文部科学省の有識者会議は、公共図書館の利用回復が進まない現状を踏まえ、運営の活性化を求める報告書案をまとめました。報告書案では雇用形態や予算配分などの構造的な問題に触れています。地域に根ざした蔵書づくりや障害者向けの環境整備など、多様な役割への対応も求められています。
報告書案の主な指摘:
・正規職員の司書の割合が1999年度の76.9%から昨年度の22.9%に低下している。
・非正規職員の増加に伴い、賃金や雇用の不安があると指摘されている。
・報告書案は正規職員の割合の引き上げや待遇改善を求めている。
・図書購入予算は2024年度で1館あたり平均862万円、2005年度比で約2割減と報告されている。
・地域の歴史や産業を踏まえた蔵書整備や、書店との連携の重要性が示されている。
・障害者向けの読書環境整備や絵本専門士の活用など、多様な対応も挙げられている。
まとめ:
報告書案は司書の雇用形態や図書購入予算の現状を示し、待遇改善や運営体制の強化を求めています。図書館の地域性に応じた蔵書充実や書店連携の事例も紹介されています。今後の正式な方針や支援の具体化については現時点では未定です。
