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イプシロンS、Block1で'26年度打ち上げへ
要約
JAXAは第2段の新型E-21が燃焼試験で異常を起こしたことを受け、従来型M-35を代替材料で再現したM-35aを用いる「Block1」を採用する方針を報告しました。種子島での燃焼試験後、2026年度内の打ち上げを目指すとしています。
本文
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月4日、文部科学省の宇宙開発利用部会でイプシロンSロケットの開発状況を報告しました。新型第2段モーターE-21は燃焼試験で2回の爆発事故が起き、完成時期が見えない状況になっているため、当面は従来型を基に代替原材料で作ったM-35aを用いる方針に決めました。M-35aを適用した機体は「イプシロンS Block1」と呼ばれ、種子島での地上燃焼試験を経て2026年度内の打ち上げを目指すと説明されました。E-21の原因調査と並行して、小型モーターによる燃焼試験も実施中です。
報告で示された点:
・E-21は燃焼圧力が予測値より高くなった現象が2回の試験で共通して観測され、原因特定が課題になっている。
・E-21の完成時期が不透明なため、実績のあるM-35を代替材料で再現したM-35aを当面採用することにした。
・M-35a搭載のBlock1は種子島での燃焼試験後、2026年度内の打ち上げを目指す方針である。
・一部の衛星(LOTUSat-1など)はBlock1で対応可能とされたが、高度などで影響が出る機体もあり対応を検討する案件がある。
まとめ:
今回の決定でイプシロンSはM-35aを用いるBlock1で打ち上げ再開を目指します。搭載能力はE-21適用時より下がるため、一部衛星では軌道投入方法の工夫が必要になる見込みです。E-21の原因究明と追加の燃焼試験結果を踏まえ、Block2以降の方針は現時点では未定です。
