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クマ対策と地方支援の視点
要約
ツキノワグマ研究者の米田一彦さんは、2025年度の人身被害増を受け「保護」から「管理」への転換点と指摘します。居着いた子グマの増加や里山の変化、ハンター減少が影響し、環境省は死者13人・被害者236人と報告、国主導の対策強化が進められています。
本文
ツキノワグマの生態を約50年にわたり調査してきた米田一彦さんは、2025年度の人身被害増を受けて対応が「保護」中心から「管理」中心へと転換する局面に入ったと述べています。特に、23年度の大量出没後に駆除されなかった子グマが人里近くに居着き、学習して市街地に適応したことが25年度の事態につながったと指摘しています。また、里山の荒廃やドングリ不作、ハンターの減少といった構造的要因も挙げられています。行政側の個体数把握や対応力の不足も課題として示されています。
報じられている点:
・2025年度は人身被害が過去最悪になったと米田さんが指摘している。
・環境省は25年度に死者が13人、被害者数が236人(速報値)と報告している。
・許可捕獲数は直近で計1万2659頭となり、昨年から緊急銃猟制度や「春グマ捕獲」強化などの運用・方針変更が進んでいる。
・地方ではハンターの高齢化や人員確保の困難さがあり、国の支援や実態把握の改善が求められている。
まとめ:
クマの大量出没は教育現場や交通など日常生活にも波及しており、社会的・経済的な影響が広がっているとされています。政府は昨年11月に被害対策パッケージを策定し、緊急銃猟や春グマ捕獲の強化を順次実施する方針です。現時点では今後の出没規模や影響の全容は未定とされています。
