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コメ安値品にシフト、家計調査の消費動向
要約
総務省の2025年家計調査で2人以上世帯の実質消費支出は前年比0.9%増と3年ぶりにプラス転換しました。旅行などのハレ消費が下支えする一方、食料は6年連続で実質減り、コメは安価品へのシフトがうかがえ、エンゲル係数は28.6%に上昇しました。
本文
総務省が6日発表した2025年の家計調査では、2人以上世帯の消費支出の実質が前年比0.9%増となり、3年ぶりに増加に転じました。旅行や教養娯楽などの非日常的な消費(ハレ消費)が増加を下支えしたと報告されています。一方で、食料品支出は物価変動を除いた実質で6年連続のマイナスとなり、家計の節約志向がうかがえます。可処分所得は実質で2年ぶりにマイナスとなり、手取りは増えても物価上昇で実質収入が圧迫されている点が指摘されています。
報じられている点:
・2人以上世帯の実質消費支出は前年比0.9%増で、3年ぶりの増加に転じた。
・食料品支出は実質で6年連続の減少となり、エンゲル係数は28.6%で1981年以来の高水準になった。
・コメは金額ベースで前年比6.1%減だったが、購入数量は増えており、安価な品へのシフトがうかがえると伝えられている。
・パンは前年比4.9%減で全ての月が前年割れとなり、原材料高を受けた値上げが買い控えを促した。
・可処分所得は実質で2年ぶりにマイナスとなり、実質賃金も継続的なマイナスが続いている。
・国内旅行などの教養娯楽サービスは3.6%増、外食は1.8%増で、ハレ消費が全体の押し上げに寄与した。
まとめ:
生活面では食料支出の比率が上がる一方で、実質支出は減少が続き、コメの選択にも節約志向が反映されています。消費全体の本格回復には実質賃金の継続的な改善が求められるとされ、今後の賃金や物価の動向が注目されます。現時点では次回の詳しい公表予定は明記されていません。
