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2026年のセキュリティ変化、ガートナーが示す
要約
ガートナーは2026年に注目されるセキュリティのトレンドを6点提示しました。エージェント型AIの管理、規制環境の不安定化へのレジリエンス強化、量子対応の準備などが含まれ、日本企業にも当てはまる可能性があると指摘しています。
本文
ガートナーのディレクターアナリスト、アレックス・マイケルズ氏は、複数の要因が重なるなかでサイバーセキュリティの現場が未踏の状況に直面していると述べています。変化の速度が速く、組織の対応力や管理体制が問われる点が注目されています。今回、同社は2026年に向けた主要なトレンドを6点に整理して示しました。ガートナーのバイスプレジデントチームマネージャの礒田優一氏は、日本企業にも影響が及ぶ可能性があるとコメントしています。
示された主な点:
・エージェント型AIの普及に伴い、管理が不十分なAIエージェントや安全性の確保されていないコードがリスク要因になると指摘されています。
・世界的な規制環境が不安定化しており、経営層の責任追及や罰則リスクを踏まえたレジリエンス強化が求められるとしています。
・量子コンピューティングを見据え、非対称暗号の長期的な安全性低下に備えたポスト量子暗号(PQC)への移行準備が重要とされています。
・AIエージェント時代のアイデンティティー/アクセス管理では、マシンID管理や自動化された認証の整備が課題になるとしています。
・AI駆動型SOCの導入により運用効率は高まる一方で、人材育成やコスト構造の変化といった複雑性が増すと述べられています。
・生成AIの普及に伴い、従来の意識向上策だけでは不十分で、AI特有の課題を含む適応型のトレーニングが必要だと指摘しています。
まとめ:
これら6項目は組織の管理体制や人材、技術投資の優先順位に影響を与える点が示されています。特にポスト量子暗号など長期的な技術対応や、規制対応の整備が求められるとされています。具体的な実施日程や政府・業界の統一的な指針は現時点では未定です。
