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リコー会長が語るAIと仕事の因数分解
要約
リコー会長の山下良則氏は、仕事を「創造的業務」「判断業務」「定型作業」に因数分解し、定型作業はAIに任せることで人間は価値ある業務に集中できると述べています。社内の月報廃止の経験や、現場データで暗黙知を形式知化する取り組みも紹介しています。
本文
日本のものづくりとAIの関係をめぐり、リコー会長の山下良則氏と田中道昭教授が対談しています。山下会長は1977年のOA提唱以来の流れを引き合いに出し、AIは機械化の延長線上にあると説明しています。自身の若い頃の経験として、誰も読んでいない月報を廃止した事例を挙げ、価値のない業務の見直しが重要だと述べています。仕事の因数分解により、定型作業をAIに任せ、人間は創造的業務や判断業務に専念する考えを示しています。
報じられている点:
・リコーはOAの歴史を引き、AIをその延長と位置づけている。
・山下会長が若手時代の「月報」廃止の経験を紹介し、無駄な業務の見直しを重視している。
・仕事を「創造的業務」「判断業務」「定型作業」の三分類に分け、定型はAIに任せるべきと提唱している。
・「働きがい改革」を掲げ、残業削減だけではなく仕事の意義を重視する姿勢を示している。
・現場データを使って熟練の暗黙知(秘伝のタレ)を形式知化し、顧客現場の最適化につなげる取り組みを進めている。
・AI依存による技能劣化への懸念も指摘し、あえてAIを使わないプロジェクトも必要と述べている。
まとめ:
因数分解を軸にしたAI導入は、定型作業の自動化を通じて生産性と働きがいの両立を図る考えだと報じられています。現場データの利活用で暗黙知を形式知化する取り組みも進んでいますが、技能低下への配慮や具体的な導入時期・スケジュールは現時点では未定とされています。今後は関係者の発表が注目されそうです。
