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睡眠不足と緑内障の関係が示唆
要約
京都大学の研究で、適切な睡眠時間の維持が緑内障の予防につながる可能性と、睡眠障害が発症リスク上昇と関係することが示唆されました。長浜研究の参加者データを基に、活動量計とOCTで睡眠時間や睡眠効率と網膜神経線維層の厚さを解析しています。
本文
京都大学の赤田真啓氏らの研究で、睡眠パターンと緑内障の関係が改めて検討されました。これまでに加齢などの危険因子が知られる緑内障について、睡眠時間や睡眠の質が影響する可能性が取り上げられています。研究チームは過去の長浜研究での知見も踏まえ、睡眠時の酸素飽和度や睡眠効率と網膜神経線維層(RNFL)の関係を含めて解析を進めました。今回の成果は睡眠と目の健康をめぐる議論の一端を示すものです。
報告されている点:
・京都大学の研究で、適切な睡眠時間の維持が緑内障予防に結びつく可能性が示されました。
・睡眠障害(不眠症や睡眠時無呼吸症候群)が緑内障の発症リスク上昇と関係することが示唆されています。
・以前の長浜研究では、睡眠中に酸素飽和度が90%未満となる時間が長いこととRNFLの菲薄化が有意に関連していました。
・今回の解析は、睡眠時間や睡眠効率を活動量計で客観的に測定し、OCTでRNFLの厚さを評価したデータを用いて行われました。
・地域コホートの対象は2013年7月から2017年2月に登録された40〜80歳で、OCTと7日間の活動量計データが揃った5958人が解析対象となっています。
まとめ:
現時点の結果は、睡眠の状態と緑内障の関連を示す一つの知見を提供していますが、睡眠障害の治療が緑内障に与える影響などはさらなる研究が必要とされています。今後の追跡や追加解析で見通しが明らかになる可能性があり、現時点では結論は未定です。
