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ナノイーで花粉症改善を実証
要約
パナソニックと福井大の共同研究で、ナノイー技術がヒト臨床試験で花粉症の症状を有意に改善したと発表されました。約75mの大空間で自然飛散の花粉を取り込み、ナノイー散布後にプラセボ対照でVAS評価を実施したとしています。
本文
パナソニックは2月12日、福井大学医学部の藤枝重治教授らとの共同研究で、ナノイー(帯電微粒子水)技術がヒトの花粉症症状を有意に改善したとする臨床試験の結果を発表しました。花粉は屋外飛散に加え、換気や衣服から室内へ持ち込まれやすく、室内での残存や粉砕により症状を引き起こす点が課題とされています。ナノイーはOHラジカルを含むナノサイズのイオンで繊維の奥まで浸透しやすい特徴があり、これまで細胞レベルや複数種の花粉に対する抑制効果が報告されてきました。今回の発表は、ヒトを対象とした臨床での評価を公表した点で新たな段階に進んだと位置づけられています。
実施された検証内容:
・パナソニックと福井大(藤枝教授)による共同研究として実施されたとされています。
・試験は約75mの大空間で行われ、30分間の換気で自然飛散の花粉を取り込んだ後、試験機でナノイーを散布して被験者を配置したとしています。
・評価はプラセボ効果を排除する対照設計で、症状の変化をVAS(視覚的アナログ尺度)で測定したと伝えられています。
・その結果、ナノイー搭載試験機を使用した環境で花粉症の症状が有意に改善されたと発表されました。
・パナソニックは今回の成果が実使用空間での効果を直接保証するものではないと述べ、さらなる検証を継続するとしています。
まとめ:
今回の発表は、ナノイー技術がヒトを対象とした臨床試験で症状改善を示したとする点が注目されます。室内に侵入する花粉の抑制という観点で新たな選択肢の可能性が示唆された一方、実使用環境での直接的な効果保証はされておらず、今後の追加検証や詳細な公表が待たれる状況です。現時点では今後の発表日程や追加の検証結果は未定とされています。
