← ニュースAll
パナソニックのナノイー、花粉症改善を実証
要約
パナソニックは福井大と共同で、約20畳の大空間を用いた二重盲検のヒト臨床試験を実施し、ナノイーが室内の花粉症状を有意に改善したと発表しました。市販機とは異なる試験機を用いている点も説明されています。
本文
パナソニックは福井大学耳鼻咽喉科の藤枝重治教授と共同で、独自のナノイー技術が花粉症状を改善する有用性を検証したと発表しました。検証は約20畳(約75m3)の会議室で、屋外の自然飛散花粉を取り込んだ環境下で行われています。被験者や評価者がナノイーの有無を認識しない二重盲検法とVAS評価を用いて検証した点が示されています。企業側は今回の実証がヒト臨床試験での実証として世界で初めてだとしていますが、使用した試験機は市販のナノイー搭載空気清浄機とは異なると説明しています。
報じられている点:
・対象はスギ花粉による鼻症状の自覚がある18~65歳の男女101人で実施されたこと。
・試験は3月に実施され、30分の換気で自然飛散花粉を室内に取り込み、その後被験者が約3時間滞在して評価したこと。
・被験者と分析者はナノイーの有無を知らされず、症状はVAS(主観評価)で検証したこと。
・ナノイー搭載の試験機稼働時に症状が有意に改善したと報告されていること。
・試験機の原理やこれまでの花粉・有害物質に対する抑制実績についての説明がある一方、市販機の効果を直接証明するものではないとされていること。
まとめ:
今回の発表は、室内の花粉対策としてナノイーが一つの検証対象になり得ることを示す内容になっています。パナソニックは公共空間や移動空間への展開や、人に対する影響を含めた追加研究を目指すとしていますが、具体的な日程や適用範囲は現時点では未定とされています。
