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JX金属とデータロボットの現場定着
要約
JX金属は2018年にNTTデータ提供のエンタープライズAI「データロボット」を導入し、工場での品質改善や人材育成を積み重ねて現場での自走化を進めています。2025年10月時点で登録者127人、アクティブ30人に到達しています。
本文
先端材料を手がけるJX金属は、現場でデータ解析を活かすために2018年にNTTデータ提供のエンタープライズAIプラットフォーム「データロボット」を導入しました。導入当初は解析ツールが統計知識を要する点が障壁となっていたものの、現場で使いやすい環境づくりと外部サポートの組合せで利用が広がってきました。磯原工場での品質不良の要因分析や予測モデルの活用を通じて、改善のサイクルが定着し始めています。情報システム部が教育や全社展開を担い、内製化しつつ支援体制を維持している点も特徴です。
報じられている点:
・データロボットは2018年に導入され、当初は本社と磯原工場、倉見工場の3アカウントで運用が始まったこと。
・磯原工場では品質不良の要因解析を進め、2020年9月に取り組みを始めて以降、2021年10月以降は反りの不良がゼロを維持していると報告されていること。
・社内での教育やハンズオンを通じ、若手から管理職へと関心が広がり、自走できる部署が増えていること。
・情報システム部が全社での登録・教育を担い、2025年10月時点で登録者127人、アクティブユーザー約30人に達していること。
・佐賀関製錬所では自溶炉スラグのロス低減に取り組み、解析に基づく改善で効果が出始めており、年間数千万円程度の効果につながる可能性があるとされていること。
まとめ:
データロボットの導入を契機に、JX金属では現場での要因分析や仮説検証が習慣化しつつあり、品質改善やロス低減など具体的な効果が報告されています。情報システム部による教育と内製化の進展が今後の展開の鍵とされ、ヘビーユーザーの増加が課題となっています。現時点で詳細な全社展開の日程は未定です。
