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がん予防に、食卓へ一品加えるだけ
要約
大阪公立大学の川口知哉教授は、日々の食事が将来のがんリスクに影響すると指摘します。加工肉・高塩分・糖分がリスクを高める一方、野菜・果物、青魚のEPA/DHA、大豆のイソフラボン、食物繊維と発酵食品の組み合わせがリスク低減と関連すると報告されています。調理法も有害物質の生成に影響するとのことです。
本文
食事とがんリスクの関係が注目されています。大阪公立大学病院がんセンター長の川口知哉教授は、日常の食卓に上がる食品や調理法が内臓脂肪、炎症、腸内細菌などを通じて将来のがんリスクに影響を与えると説明しています。単一の食品よりも総摂取量や組み合わせ、調理法が重要だとされており、実証研究や国際報告も参照されています。
報じられている点:
・加工肉や赤身肉、高塩分、糖分の多い食事は大腸がんや胃がんなどのリスク上昇と関連しているとされています。
・野菜や果物に含まれる抗酸化物質(イソチオシアネート、スルフォラファン、アントシアニン、カロテノイドなど)は解毒酵素の活性化や酸化ストレス軽減に寄与すると考えられています。
・青魚に多いn-3系脂肪酸(EPA、DHA)は炎症を抑える働きがあり、疫学研究で魚摂取とがん・死亡率の低下傾向が示唆されています。報告の中には週2〜3回程度の魚食が言及されています。
・大豆に含まれるイソフラボンはホルモン関連がん(とくに乳がん)との関連で注目され、納豆や豆腐などの食品としての摂取が研究で示される傾向があります。
・食物繊維と発酵食品の組み合わせは腸内細菌を介して短鎖脂肪酸(酪酸など)を増やし、腸のバリア機能や炎症抑制に関与すると説明されています。
・肉や魚を高温で焼くと発がん性物質が生じやすいとされ、低温調理や蒸す、下茹で、マリネなどで生成が抑えられる可能性が指摘されています。
まとめ:
日常の食材選びや調理法が、疫学研究や国際報告と照らしてがんリスクと関連していると整理されています。生活や食文化に関わる影響が示されており、具体的な推奨や個別の予定は現時点では未定です。
