「いい人」のまま消えない:やさしい境界線の引き方
「いい人」でいようとするとき、
ふっと疲れがたまる感じが出ることがあります。
悪いことをしたわけじゃないのに、
だれかに合わせて、空気を読んで、丸くして、
気づいたら自分の輪郭(りんかく)が薄くなっている。
そんな日があっても、不思議じゃありません。
人に合わせすぎるのは、弱さではなく、
大切にしてきたものがある証でもあります。
ワクドキ猫です🐾
今日は「優しさは残したまま、自分を大切にする」ための
**やさしい境界線(きょうかいせん)**の作り方をまとめます。
境界線は、壁じゃなくて“輪郭”
境界線というと、冷たいものに聞こえることがあります。
でも、境界線は「拒絶」ではなくて、
自分を守るための形です。
できる範囲を決める
ペースを守る
小さなルールを続ける
自分のエネルギーを減らしすぎない
固くならなくていいし、強く言わなくてもいい。
やさしい境界線は、静かに効きます。
「いい人」でいると、自分が薄くなる理由
優しい人ほど、こういう力を持っています。
相手の気持ちに気づくのが早い
空気を整えるのが上手
迷惑をかけないように動ける
争いを増やさない
それは立派な力です。
ただ、いつも先に動き続けると、
自分の「できる・できない」や「本音」が後ろに下がりやすい。
ここで大事になるのが、自己肯定感というより
**自分を大切にする感覚(セルフリスペクト)**です。
強くなるというより、
少しだけ“はっきりする”感じ。
やさしい境界線って、どんなもの?
やさしい境界線は、意外と小さいです。
外からはあまり見えないこともあります。
たとえば:
「10分なら大丈夫だよ」
「手伝いたいけど、今週は難しいんだ」
「予定を見てから返事するね」
「今日は無理だけど、応援してるよ」
ポイントは、
申し訳なさで埋め尽くさず、落ち着いた言い方にすること。
やさしくても、限界はあっていいです。
3つに分けるとラク(境界線の作り方)
迷ったら、境界線を3つに分けて考えると分かりやすいです。
1) 時間の境界線
「8時までならいける」
「今週は電話は1回にしておく」
「返信は明日にする」
いちばん取り入れやすい入口です。
2) エネルギーの境界線
「これならできるけど、これは難しい」
「聞くことはできるけど、今日は一緒に考える余裕がない」
「重い話は、今日は受けとめきれないかも」
自分を責めないための、やさしい守りです。
3) 距離・アクセスの境界線
「電話じゃなくて、メッセージだと助かる」
「その話題は、今は話せない」
「週末は静かに過ごすようにしてる」
これは冷たさではなく、生活のリセットを守る工夫です。
境界線を引くときのコツ(やさしく、短く)
1) いちばん小さい「NO」から始める
いきなり大きな変化を作らなくて大丈夫。
追加のお願いを1つだけ断る
返信を少し遅らせる
休む選択を一回だけする
小さくても、「できた」が積み上がります。
2) “短い制限”の一文を用意する
「今日は難しいんだ」
「今週は余裕がなくて」
「いったん保留でもいい?」
説明しすぎなくても大丈夫。
短いほうが、心が守られやすいこともあります。
3) 境界線は“繰り返し”で定着する
境界線が崩れるのは、たいてい「優しさ」が原因じゃなくて、
繰り返せないことが原因になりやすいです。
同じ言葉で、落ち着いて繰り返す。
それだけで、境界線は強くなります。
罪悪感が出てきたら
境界線を引くと、罪悪感が出ることがあります。
それも自然なこと。
そんなときは、こう言ってあげてもいいです。
「拒絶じゃなくて、整えてるだけ」
自分に優しくするのは、わがままじゃなくて、
続けていくための工夫です。
今週のミニ実験(小さくでOK)
境界線を1種類選ぶ(時間/エネルギー/距離)
使う一文を決める
1回だけ使う
体の反応を観察する
自分にねぎらいの言葉を1つ添える
「怖くならない」が目標じゃなくて、
自分の中に戻ってくるのが目標です。
最後に、ワクドキ猫より
優しいままでいい。
でも、消えなくていい。
やさしい境界線は、固い方向転換じゃなくて、
自分に戻るための小さな道しるべです。
今日のぶんは、それで十分🐾
—ワクドキ猫
