科学と地球
ニュース一覧へ →コスモエコ基金の11月活動報告
コスモエコ基金は2025年11月の活動報告を公表しました。タイ北部でコミュニティフォレスト登録の準備を始め、キリバスでは11月に2,110本のマングローブを植栽しました。沖縄では自然体験指導者の養成で4名が新たに修了するなど、多地域で保全と学びの取り組みが進んでいます。
ウナギ資源と人工繁殖の壁
香港メディアが中国報道を紹介し、日本が世界のウナギの約70%を消費すると主張しています。中国は主要な供給国である一方、回遊や性決定などの自然的制約で完全養殖の商業化が進まず、野生個体群の減少や稚魚の密漁も報じられています。
海底にブルジュ・ハリファの2倍の山が見つかる
チリ沖で海洋調査船RV Falkor(too)号が新たに4つの海山を発見し、高さは約1,591mから2,681mと推測されています。これらは海底地形データベースに含まれておらず、重力異常の調査で見つかったと伝えられています。Seabed 2030は2030年までの海底完全マッピングを目指しています。
スカパーJSATがNASAの宇宙船追跡支援
スカパーJSATは、NASAの有人月探査アルテミス計画で宇宙船の追跡支援を行うと発表しました。茨城の管制センターで信号を受信し、3基のアンテナで周波数変化を測定して速度や軌道情報を推定し、NASAへ提供します。34団体が参加する国際協力の一環です。
群馬で発見 レアアース含む新鉱物4種
山口大学などの研究グループが群馬・茂倉沢鉱山で4種の新鉱物を発見し、国際鉱物学連合が2024〜2025年に新種として承認しました。石英中の暗褐色柱状結晶で、ランタンやセリウムを含むことが確認されています。
論理的思考は国で違う
名古屋大の渡邉雅子教授は日米仏などの作文教育を比較し、思考表現のスタイルが国や文化で異なることを35年の研究で示しました。著書『論理的思考とは何か』は発売後1年余で7万部を超え、山本七平賞を受賞しています。
都市で進むスロー交通システムの整備
中国各地で歩行者や自転車を主軸にした「スロー交通システム」が整備され、緑道や自転車専用道が開通しています。北京や南昌、重慶、南京などで通勤・散策動線の改善や地域活性化が進んでいると伝えられています。
マルミミゾウが農園で薬草を探す理由
ガボンの研究で、マルミミゾウが果実を残してバナナやパパイヤの茎や葉だけを選んで食べる理由が調査されました。糞約90点の分析で、寄生虫を持つ個体ほど茎葉を食べる確率が高く、薬草による自己治療の証拠になる可能性が示されています。
中国科学院の新たな低炭素冷却原理
中国科学院金属研究所のチームは、チオシアン酸アンモニウム水溶液が圧力変化で強い吸熱を示す「溶解圧カロリック効果」を報告しました。室温で20秒以内に約30度低下、1回循環で1g当たり67ジュールの吸熱、理論効率は最大77%と伝えられ、データセンター向けの低炭素冷却への応用可能性が指摘されています。
AIが拡張する6つの知力
野村総合研究所の分析をもとに、AIが拡張する六つの知力―予測力、識別力、個別化力、会話力、構造化力、創造力―と各分野の具体事例を紹介します。 医療や創薬、精密農業、シミュレーションなどでの応用例を挙げ、AIと人間の協働の可能性に触れています。
柏崎6号機と電動式の制御棒
柏崎刈羽原発6号機は改良沸騰水型(ABWR)で、制御棒をモーターで操作します。従来のBWRでは水圧式で運転停止中の誤操作事故が明らかになっており、1996年の試験で同機でも電源切り忘れで一部の制御棒が下がっていたことが判明したと伝えられています。
発電有機ELで青色発光を実現、フルカラー化達成
NHK技研と千葉大らは、発光と発電を一体化した有機EL素子で初めて青色発光を実現しフルカラー化を報告しました。MR TADF材料と励起子制御で発光効率と発電効率の両立を図り、緑・橙で外部量子効率8.5%超、青で約2%を示しています。
太陽フレアで磁気嵐が続く
気象庁によると、1月20日に発生した磁気嵐は継続中で、宇宙天気予報は太陽活動が引き続き活発と見ています。短波通信やGNSS(GPS)測位に影響が出る可能性があるとしています。
金の形成をナノで可視化
中国科学院広州地球化学研究所のチームが原位置液相透過電子顕微鏡で、黄鉄鉱表面での金ナノ粒子形成をナノスケールでリアルタイム観察しました。接触後約13分で緻密液体層が形成され、約20分で金粒子が出現し成長したと伝えられています。
インドネシアで世界最古の洞窟壁画発見
インドネシア東南スラウェシ州ムナ島の洞窟で見つかった手形のステンシル画が、炭酸カルシウム堆積物の年代測定で少なくとも6万7800年前と推定され、研究チームが英誌ネイチャーで世界最古と発表しました。現生人類のアジアからオーストラリアへの移動経路の解明に資する可能性が指摘されています。
油井亀美也さん、ISSから帰還
JAXAの油井亀美也さんが国際宇宙ステーション(ISS)から帰還しました。昨年8月から約165日間の滞在は同僚の健康上の懸念で帰還が早まったと伝えられ、会見で油井さんは今回が最後の宇宙飛行になるかもしれないと述べました。滞在中は日本の新型無人補給船の捕獲任務も担当しました。
油井亀美也、地球帰還の会見
油井亀美也さんは21日、米ジョンソン宇宙センターで会見し、ISSからの帰還を報告して今回が恐らく最後のフライトと述べ、以降は若い飛行士を地上から支えたいと語りました。HTV Xの捕捉などミッションの成果にも触れました。
鉱山跡で銅を濃縮する細菌を発見
愛媛大学大学院などの研究チームが昨年12月、鉱山跡地の排水中の銅を鉱石並みに濃縮する細菌を発見しました。廃家電などからの銅回収システムの開発につながると研究者が述べています。
名大が次期スパコン不老・弐を導入
名古屋大学は現行スパコン「不老」の後継となる次期システム「不老・弐」を2026年10月1日から導入する予定と発表しました。GPUを活用したAI演算で1Exa級を目指し、大容量ストレージや外部公開機能も備えるとしています。
暗黒酸素の解明に向け日英が調査
英国のスコットランド海洋科学協会と日本財団などが、太陽光の届かない海底で酸素が発生している可能性をめぐり共同研究を始めます。クラリオン・クリッパートン海域で今年5月から専用機器を使った調査を行い、微生物の関与も調べる計画です。
「暗黒酸素」解明へ本格調査
スコットランド海洋科学協会と日本財団などが、太陽光の届かない海底で酸素が発生している可能性を調べる共同研究プロジェクトを発足しました。2024年に深海で酸素が増える現象が確認されたことを背景に、金属塊が海水を分解するとの仮説が示されていますが、否定的な見解もあります。
地球の準衛星を新発見
学術誌の論文で、PN7という小惑星が地球とほぼ同期した軌道で太陽を回る準衛星と確認されました。PN7は2025年夏まで知られておらず、約60年ほど地球に寄り添っていたと伝えられています。既知の地球の準衛星は七個になったと伝えられています。
チェルノブイリ原発が外部電源を喪失
国際原子力機関(IAEA)によると、1月20日未明の攻撃で変電所が被害を受け、チェルノブイリ原発は外部電源を全て喪失しました。ウクライナ側は電力回復と直接的な脅威はないと発表し、ロシアは電力遮断を目的とした攻撃を否定しています。IAEAは事態を注視しています。
柏崎刈羽原発 再稼働と電気代のポイント
東京電力の柏崎刈羽原子力発電所が14年ぶりに再稼働することになり注目を集めています。7基ある沸騰水型炉で合計出力は約821万キロワット。福島第一事故の当事者である東電の再稼働と、電気代や事故処理費用の関係が焦点になっています。
軽井沢野鳥の森を専門家と巡る滞在
星のや軽井沢は2026年4月15日〜5月31日に、ピッキオと共同開発した「軽井沢バードウォッチングステイ」を実施します。専門ガイドによる観察や、半世紀前の録音と聞き比べる企画、鳥をテーマにしたBarや朝食など滞在型の体験が含まれます。
21日 大雪と強風の見通し
気象庁は、20〜21日にかけて東〜西日本で大雪や着雪、強風の影響が出る可能性があるとし、21日は北〜西日本で交通障害に注意・警戒が必要と伝えています。雪雨のシミュレーションは24日まで大雪を示しています。
嫦娥6号で天然の単層カーボンナノチューブとグラファイトを確認
中国の吉林大学チームが嫦娥6号の月裏側サンプルを分析し、天然由来の単層カーボンナノチューブとグラファイトを世界で初めて確認しました。複数の顕微鏡・分光技術を用い、生成には隕石衝突や火山活動、太陽風が関わる鉄触媒反応が関連する可能性が示されています。
国頭村とよみうりランド、サンゴ礁保全で連携
沖縄県国頭村、国頭漁業協同組合、よみうりランドの3者がサンゴ礁保全などを目的とする包括連携協定を締結します。締結式は1月27日午前10時に国頭村役場で行われ、よみうりランドは2027年開業予定の水族館で国頭村産の養殖サンゴを展示し将来的な海洋返還を目指す予定です。
中国が衛星インターネット用衛星第19陣を打ち上げ
中国は1月19日、海南商業航天発射場から長征12号で衛星インターネット用の低軌道衛星群第19陣を打ち上げ、衛星は予定軌道に入りました。銀河航天が単独で開発した2組目で、フェーズドアレイやミリ波アンテナなどの技術と生産プロセスのデジタル化を導入したと伝えられています。
2〜4月の平均気温は高め、沖縄は降水少なめ
気象庁は2〜4月の3か月予報を発表しました。北・東・西日本で平均気温が平年より高くなりやすく、沖縄・奄美では降水量が少ない見込みです。偏西風の北寄りの流れや海面水温の状況が背景とされています。
