科学と地球
ニュース一覧へ →フィジカルAIで動くロボットの現状
フィジカルAIは周囲を認識して自律的に機体を制御する技術で、1月の展示会で四足歩行などのロボットが紹介されました。労働力不足への寄与や工場での応用が期待される一方、学習用データの不足や衝突・安全性などのリスクが指摘されています。政府は普及策を検討中です。
パンダのすごい世界:生き物ドキュメンタリー
中国・四川省の保護区を舞台に、パンダの誕生から老後、野生復帰や国際交流までを追ったドキュメンタリーです。繁殖や保護活動、飼育員との絆も描かれています。
TESS、恒星間天体3I/ATLASの自転に迫る
NASAの宇宙望遠鏡TESSが恒星間天体3I/ATLASを撮影し、MITの研究チームが自転速度と活動の解析を進めています。3I/ATLASは2025年12月19日に地球から約2億7000万kmまで最接近し、現在は木星方向へ向かっている見通しです。
2月の星空ガイド カノープス見えるかも
2026年2月の主な天文イベントをまとめます。南の地平線近くでカノープスが見られる可能性や、中旬以降に夕方の西空で水星が見やすくなる点、27日の月と木星の接近などが見どころです。
諏訪理さん、2027年に宇宙滞在へ
諏訪理さんが2027年ごろに国際宇宙ステーション(ISS)で初めて長期滞在することが決まりました。23年2月にJAXAの宇宙飛行士候補に46歳で選ばれた経歴があり、気候科学の博士号と海外でのフィールドワーク経験があります。
ニューシェパード打ち上げ2年休止
ブルーオリジンは宇宙船ニューシェパードの打ち上げを少なくとも2年間休止すると発表しました。旅客用の6人乗り機は38回飛行し延べ98人が搭乗。休止は月面に宇宙飛行士を送る宇宙船開発を優先するためとしています。
宇宙飛行士候補ユリ・クボさん、日本の責任感を大切に
NASAの宇宙飛行士候補に選ばれたユリ・クボさん(40)が読売新聞の単独取材に応じ、日本で育まれた責任感や共同体意識を宇宙でも大切にしたいと語りました。現在はジョンソン宇宙センターでロボットアーム操作やロシア語の訓練に取り組んでいます。
南極でわくわくする東大教授
東京大の原田尚美教授は、第66次南極地域観測隊(2024〜25年)で女性として初めて隊長を務め、ドームふじ付近での氷床深層掘削に携わりました。隊は約114人で多職種が混在し、66次では約540メートルまで掘削したと伝えられています。
ダークマターの最鮮明分布図を公開
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のデータで、過去最も高解像度のダークマター分布図が作成されました。ダラム大学の研究は重力による構造形成と銀河・惑星の生成への影響を示しており、成果はNature Astronomyに掲載されています。
三角縁神獣鏡、富雄丸山古墳の出土濃厚
天理参考館が所蔵する三角縁神獣鏡3枚について、奈良市教育委員会との調査で富雄丸山古墳(4世紀後半)出土の可能性がほぼ確定しました。京博所蔵の銅板と鏡の痕跡が形で一致し、研磨痕や赤色顔料の存在、副葬で重ねられていた点も確認されています。
低体温症、室内での発生が多い
寒波で大雪が続く報道の中、ABCニュースは低体温症の約8割が室内で起きていると伝えています。暖房不足や断熱性の低い住宅、寝室や浴室での発症例が指摘され、深部体温が35℃以下で低体温症と定義されると説明しています。
シュミット氏、私財で大型宇宙望遠鏡を構築へ
シュミット・サイエンシズが大型宇宙望遠鏡「ラズリ」と地上の撮像・電波・分光アレイを組み合わせた観測網の構築を発表しました。ラズリは直径3.1mの鏡を備え、4時間以内の緊急応答を目標に2028年ごろ打ち上げ、2030年前後の稼働をめざすと伝えられています。
シン・オートコールで協定 共創型防災へ
1月14日、陸前高田市と東京大学大学院情報学環、NTT DXパートナーが協定を締結し、自動音声一斉配信システム「シン・オートコール」を軸に防災研究を進めると発表しました。少子高齢化による公助の限界を見据え、デジタル技術を活用した共創型防災の検討と実証を行う取り組みです。
都市部のコネクティビティデータセンター、OC1が曽根崎で開所
オプテージが大阪・曽根崎に都市型データセンター「OC1」を開所しました。関西でのデータセンター整備や海底ケーブル参画を進め、2035年までに約3000億円を投じて3拠点以上で展開する計画だと伝えられています。
国際宇宙ステーション、ポイントネモへ
国際宇宙ステーション(ISS)は2030年に運用を終え、2031年初頭に“宇宙機の墓場”とされるポイントネモへ制御再突入させる計画と伝えられています。処分にはスペースXが開発するUSDVが使われ、燃え残りは太平洋深海へ沈む見込みです。
東大、宇宙複屈折の回転角特定手法を考案
東京大学などの国際研究チームは、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光が回転する現象で生じる位相不定性を制限する解析手法を考案しました。理論計算でEB相関に回転回数の情報が刻まれることを示し、現行・次世代の観測で不定性を大幅に軽減できるとしています。
生理用品の無償配布で玉木代表に不評
国民民主党が掲げる「生理用品の無償配布」をめぐり、玉木雄一郎代表の笑顔を使ったポスター投稿が拡散し、Xで批判が相次いでいます。軽減税率を望む声や表現への違和感が出ており、党内でも賛否が分かれる可能性があると伝えられています。
世界を支える4つの力と量子力学
藤井啓祐氏による特別原稿を物語形式で紹介します。今回は自然界を支える「4つの力」を解説し、重力・クーロン力・強い力・弱い力がそれぞれどのような場面で働くかをやさしく示しています。原子や分子の仕組みを理解するには量子力学が必要だとし、次回でその話を扱うと伝えられています。
野鳥の異変と酷暑の観察
東京郊外での観察を通じ、猛暑下でカイツブリが羽を扇風機のように動かして卵を冷やす行動が確認されました。渡り鳥の到着遅れや個体数減といった分布変化も報告されており、生息地の変化や外来種の増加が影響していると伝えられています。
スタンレー電気と東大、赤色レーザーで植物成長を実証
スタンレー電気と東京大学の共同研究で、赤色レーザーダイオード(660nm)を用した栽培が同等波長の赤色LEDを上回る成長促進効果を示すことを世界で初めて実証しました。光合成速度は最大約19%向上し、12日間の連続照射で乾燥重量や葉面積が有意に増加し、葉の黄化などのストレスも確認されませんでした。
オリオン追跡に34人の無線家が参加
アルテミスIIの有人飛行で、NASAが選んだ世界各地の34人のアマチュア無線家がオリオン宇宙船の電波を10日間追跡しデータを提供します。NASAは解析で追跡能力を評価し将来の探査に活用する意向です。
ニパウイルスに対するVV116の効果報告
中国科学院武漢ウイルス研究所は1月26日、経口ヌクレオシド薬VV116がニパウイルスに対して高い抑制活性を示したと論文で報告しました。VV116は中国やウズベキスタンでCOVID-19治療薬として承認・販売されており、論文は治療選択肢の一つになり得ると伝えています。
太原でコモドオオトカゲが単為生殖に成功
山西省太原市の太原動物園で、11歳の雌のコモドオオトカゲが雄と接触せずに産んだ卵が1月20日と25日に相次いでふ化し、2匹の幼体は健康と報告されています。コモドオオトカゲはIUCNで絶滅危惧種に指定され、ZW/ZZの染色体構成により単為生殖で雄のみが生まれると説明されています。
米政府がUSAレアアースにCHIPS法で約16億ドル支援
USAレアアースはCHIPS法に基づく連邦資金と担保ローンで計約16億ドルの覚書を交わし、民間の私募で約15億ドルを調達したと発表しました。資金はテキサスとオクラホマでの採掘・加工や磁石製造能力の拡充に向けられ、同社は2028年の商業生産開始を見込んでいます。
終末時計が示す残り85秒
米誌ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツは終末時計の残り時間を85秒と発表しました。核兵器の脅威増大、人工知能の潜在リスク、温暖化の進展を理由に挙げ、国際的な対応の必要性を指摘しています。
終末時計、残り85秒で過去最短
米誌の発表で「終末時計」の残り時間が前年から4秒短縮され「85秒」と示されました。核保有国間の緊張やウクライナ・中東での軍事衝突、人工知能の軍事利用への懸念、温暖化の進展などが理由として挙げられています。
三井物産が民間実験モジュールを開発
三井物産の子会社・日本低軌道社中が、日本初の民間実験モジュールと商用物資補給船の開発に着手しました。JAXAの宇宙戦略基金で採択され、第一期で2テーマが選ばれ、最大225億円の支援を受けることになっています。接続先の民間宇宙ステーションは現時点で未定です。
アルテミスII、月の裏側を観測へ
NASAの有人試験飛行アルテミスIIが来週に迫り、約10日間の月周回で宇宙飛行士が月の裏側を肉眼で観測します。オリオンは月から最短約6,900kmを通過し、表裏をまたぐオリエンターレ盆地などが注目対象と伝えられています。
三菱電機、MEMS向け材料で自己復元を確認
三菱電機と京都大学の共同研究で、vdW積層材料の一種である高配向性熱分解グラファイト(HOPG)が負荷で軟化後に機械的強度を回復する自己復元特性を世界で初めて確認しました。新たなマイクロ試験法の確立により、MEMSの長寿命化につながる可能性が示されています。
京大院留学生、日本を離れ欧州進学を選ぶ
外国人規制の強化を受け、京都大学の中国出身の院生が今後のビザ更新などを不安視して欧州の博士課程へ進学する決断をしました。来日動機や学費事情にも触れられています。
